GREETINGS!
サリュテーション・コンソーシアム・ニュースレター
2000年 夏号

目次

会長からのメッセージ
サリュテーション・ニュース
サリュテーション・シナリオ
製品フォーカス
テクニカル・トーク
展望

会長からのメッセージ

サリュテーションは、オープンです

2000年7月13日、サリュテーション・コンソーシアムは、サリュテーション-Liteの実装のオープン・ソース・コードの配布を発表するとともに開始しました。これにより、ロイヤルティ無償でソース・コードを配布することを含めたサリュテーション・コンソーシアムの「オープン」な姿勢が今まで以上に打ち出されました。どなたでも、http://www.salutation.org/lite/litesource.htm  からコードをダウンロードすることができ、サリュテーションの実装のための出発点として利用することができます。

コードのバグを発見された方は、ぜひご連絡ください。他の環境にも移植して、サリュテーション-Liteのコミュニティで結果を共有しましょう。複数のデベロッパーがバグを検出、修正することにより、これまでの開発モデルにおいては発見されることのなかったバグまで検出、修正して、コードを磨き上げてよく調整されていくのが、オープン・ソース・コードの良さです。また、オペレーティング・システムから独立させているので、通常よりずっ速く他の環境に移植されるでしょう。

2000年7月は、オープン・ソースのサイトに237のアクセスがあり、128件のダウンロードがありました。8月中旬の現在は、さらに90のアクセスと、55件のダウンロードがありました。Linuxをはじめとするオープン・ソースのパイオニアたちと同じ道をたどる私たちと一緒に、オープン・ソースでイニシャティブを握りましょう。それが、ひいては、サリュテーションを、革新的で広範な新たな製品やサービス群に統合していくことになるでしょう。

サリュテーションのオープン・ソースのWebサイトをご覧ください。サリュテーション-LiteのWindows 95/98/NT 実装 バージョン1.0.1がダウンロードできます。近日中に、Windows CE や Java の実装もダウンロードできるようになる予定です。http://www.salutation.org/lite/litesource.htm

サリュテーション・ニュース

サリュテーション-Liteのオープン・ソース・コードを配布中

2000年7月13日、サリュテーション・コンソーシアムは、サリュテーション-Liteのソース・コードを一般に配布しました。 サービス・ディスカバリ・ソフトのオープン・ソースの配布では、知られている限りはじめてのことです。

サリュテーション-Lite のオープン・ソースによって、無線機器のデベロッパーやハードやソフトのメーカーは、自社製品の開発、改善や統合に必要なコードに無料で自由にアクセスできるようになりました。ライセンス料も、コード使用の前払い金もないばかりか、サリュテーションの会員にならなければならないということもありません。

「独立した対等なレビューを歓迎し、ソース・コードの急激な発展をサポートすることで、オープン・ソースは、ソフトウェアの信頼性と品質の向上は加速する」とコンソーシアム会長のロバート・パスコ氏は語りました。「オープン・ソースは、1社または少数のサプライヤの依存的な関係をうち崩し、ハードウェアやソフトウェアのデベロッパーは、これまで以上の精度や準拠性をもったソリューションを迅速に創り出していけるのです。」

コンソーシアムの設立メンバーであるIBMは、このオープン・ソースの活動を支持しています。IBM パーベイシブ・コンピューティング・ディビジョンのマーケティング・ディレクターであるジョン・プライアル氏は、次のように語りました。「私たちは、パーベイシブ・コンピューティング環境における自己構成ネットワークのカギは、サービス・ディスカバリだと信じています。IBMは、オープン・スタンダードを支持し、オープン・ソース・プロセスをサポートします。」

サリュテーション・アーキテクチャは、オペレーティング・システムや通信プロトコルに依存していません。Windows、WindowsCEやJavaのプラットフォームでテスト中ですし、TCP/IP や IrDA プロトコル上では、SLP と Bluetooth とマッピングしてテスト済みです。他のオペレーティング・システムやプロトコル・ポートについては計画中です。

サリュテーション-Lite アーキテクチャは、異なる機器、アプリケーション、サービス間で単一のサービス・ディスカバリの実装が可能であることを証明しました。同アーキテクチャが小型の機器でこれを可能にするのは、コンソーシアムが ďFind and BindĀEソリューションと呼ぶソリューションがあるからです。

ブルートゥース、サリュテーションのサービス・ディスカバリ採用

2000年7月10日米国ユタ州ハイランド発――BluetoothTM Special Interest Group(SIG)は、システム開発者がBluetooth短距離無線周波数(RF)ネットワークにおいて、サリュテーションTMアーキテクチャをサービス・ディスカバリおよびサービス・ユーティリゼーション機能に採用することができる手続きを決定しました。SIGは、Bluetooth環境で他のサービス・ディスカバリ・テクノロジーを使用する方法を説明した新しいBluetoothプロファイルを作成中です。現在、このプロファイルには、サリュテーションとユニバーサル・プラグアンドプレイTMが含まれています。

オープンなサリュテーション・アーキテクチャは、アプリケーション、サービス、デバイスがネットワーク上で自分の機能を対応する相手にアピールし、必要に応じて他のアプリケーション、サービス、デバイスの機能を検索、使用する標準方式を提供します。多様な機器や装置が相互接続している可能性があるため、「ネットワーク・ブローカー」的なアーキテクチャは、プロセッサ、オペレーティング・システム、通信プロトコルを問いません。また、これにより非常に安価なデバイスにも規模を合わせた実装が可能です。サリュテーションBluetoothプロファイルは、IBMの支援によりコンソーシアムが作成しました。

IBMペーベイシブ・コンピューティング担当シニア・ソフトウェア・エンジニア兼SIGオリジナル・サービス・ディスカバリ・タスク・フォース議長であるブレント・ミラー(Brent Miller)氏は、次のように述べています。「サリュテーション・コンソーシアムは、少し前からBluetooth Special Interest Groupと協力しており、サービス・ディスカバリ仕様バージョン1.0の開発に貢献しました。この実装は、Bluetooth環境におけるサリュテーションの役割を正式に決めるものです。ユーザーや開発者にとって、プラットフォーム、トランスポート・プロトコル、および言語に依存しないサリュテーションの性質は非常に有利です。」 

サリュテーション・コンソーシアム会長のロバート・パスコ(Robert Pascoe)氏は、次のように述べています。「BluetoothとサリュテーションFind-and-BindTMテクノロジーを組み合わせることによって、現在のワイヤレス・デバイスやネットワークに求められるフレキシビリティ、モビリティ、コンフィギュラビリティ、そしてスケーラビリティが実現します。一番の利益を得るのは、システム設計者、そして最終的にはユーザーなのです。」

MITリサーチ・チームのメンバーが、コンソーシアムに加入

MIT メディア・ラボのリサーチ・アシスタントのダニエル・スティーブンソン氏 (Daniel Stevenson) は、最近、サリュテーション・コンソーシアムにアカデミック・メンバーとして加入しました。MIT メディア・ラボは、様々なメディア・テクノロジーに関する研究の指揮を執っています。スティーブンソン氏が 参加する同ラボの News in the Future/Electronic Publishing グループは、電子コンテンツの制作と消費に関する新しいテクノロジーを調査対象としています。スティーブンソン氏は、コンソーシアムのテクノロジーを共同研究の出版に用いるつもりです。

 

サリュテーション・シナリオ

本物のユニバーサル・リモート

あなたは、近くの器具店から飛んで帰ります。買ったばかりの汎用リモコンを試してみたいのです。もちろん、それは、テレビやDVDプレーヤを操作するだけのよくあるリモコンではありません。「汎用」というからには、あなたの生活のあらゆる局面を制御し、容易にしてくれます。見た目は、リモコンというよりはむしろハンドヘルドPDAのようで、実際のところ、PDAでもありリモコンでもあり、かつまたそれ以上のものです。

家についてあなたが最初にするのは、テレビやDVDプレーヤーを本当に操作できるか確かめることです。クリック。テレビがつきました。クリック。DVDの再生が始まりました。クリック、テレビの picture-in-picture box display がつきました。ワォ!自分が持っているテレビやDVDプレやーのメーカーに合ったプログラム・コードを入力する必要すらありませんでした。

ちょうどステレオシステムをどのようにコントロールできるか調べようとしたとき、電話が鳴りました。よし、実地テストをしよう。クリック。テレビの音をミュートできる。電話の相手に「もしもし」と言います。上司です。最新のセールスレポートの数字を知りたいと言っています。クリック。数字が上司の目の前のスクリーンに映し出されました。ハードコピーをくれと言われました。クリック。セールスレポートと図表を上司のオフィスの外にあるカラープリンタにたった今送ったと言います。「素晴らしい!」と上司。クリック。あなたは電話を切って、窓の日よけを下げてテレビのボリュームを上げます。それから、ソファーに横たわってお気に入りの映画を見ます。

どうすれば、本当に「ユニバーサル」なリモートと自宅のネットワークを、こうも簡単に、夢のように統合することができるのでしょうか。答えは、特定のプラットフォームに依存せず、プロトコルの壁もないサリュテーション・サービス・ディスカバリが、これらすべてを可能にするのです。

 


ここでは、ユニバーサル・リモートコントロールは、Bluetooth無線接続を利用して、家のどの部屋、前庭、裏庭、ガレージからも、ホーム・コントローラーに接続します。ホーム・コントローラーは、セキュリティシステムやホームネットワークの他のメンバーのホストは言うに及ばず、家の1394バックボーンから直接テレビやDVDプレーヤーやステレオと通信します。また、ホーム・コントローラーは、家の構内電話システムをユニバーサル・リモートを直接接続するインターフェースにもなります。構内電話システムにつながっているので、ユニバーサル・リモートに促されて、ホーム・コントローラー自体が第二の電話線を使用して、リモートとあなたのオフィスのファイルシステム、プリンター等のリソースを接続する電話をかけるこができます。

サリュテーション・サービス・ディスカバリを使えば、ユニバーサル・リモートは、使用前の特定のプログラムや複雑な設定は必要ありません。ユニバーサル・リモートはサリュテーションを使って、ホームネットワークの内外を問わず接続されたすべての機器の機能を検知します。同様に、これらの機器やサービスは、ユニバーサル・リモートの機能を自動的に検知することができます。

このシナリオは、Bluetooth、1394、PBXプロトコル、TCP/IPなどさまざまな異なるプロトコルで起こる可能性があります。サリュテーションは、ネットワークに接続されたあらゆる機器やサービス間のインタラクションを促進させます。これらすべての場合、サリュテーションはどんな通信プロトコルが使われていても構いません。サリュテーションは、あらゆるプロトコルとプラットフォームの境界線をやすやすと自動的に越えていくのです。サリュテーションは、唯一の本物の「ユニバーサル」サービス・ディスカバリ・プロトコルである所以です。

「サリュテーション・シナリオ」のセクションでは、サリュテーション・アーキテクチャの使用可能性にスポットライトを当てています。サリュテーションのメリットを視覚化していただけるよう思考を刺激するのが狙いです。

製品フォーカス

サリュテーション-Lite オープン・ソース

今月の製品フォーカスは、サリュテーション-Liteを取り上げて、その機能、目的、オープン・ソースによる配布についてご説明します。

サリュテーション-Liteは、フットプリントを縮小したサリュテーション・アーキテクチャの実装です。これは、保管場所が限られ、通信帯域幅が狭く、電力消費量が限定された情報機器の市場向けに開発したもので、ターゲットとなる機器は、ハンドヘルドおよびパームサイズ・コンピュータ、携帯電話、ポケットベル、家庭用電化製品、ローカル・インフォメーション・サーバーです。

サリュテーション-Liteは、すでに3つの参照プラットフォームで実装されています。現在の参照プラットフォームは、Windows 95/98/NT、 Java、Windows CEです。Windows 95/98/NTのコードは、現在、ダウンロードできます。Java と Windows CE バージョンは、まだβ版ですが、彼らのβフェーズが完成すれば、ただちに一般にどなたでもダウンロードすることができるようになります。 

フットプリントの縮小

 サリュテーション・アーキテクチャは、3つの一般的な機能をサポートします。

       サービス・ディスカバリ: 機能を通知して、必要な機能を提供するサービスを検出する機能

        可用性チェック: 要求されたサービスが使用可能かどうか判別する機能

        セッション・マネジメント: 要求されたサービスとのセッションを開始、制御、保持する機能

サリュテーション-Liteは、サービス・ディスカバリ機能を実装して、機器、アプリケーション、サービスは標準方式で機能定義することができるようになり、他の機器、アプリケーション、サービスはこれらのローカルのサービスの定義を状態表示できるようにします。サリュテーションの可用性チェックとセッション・マネジメントの機能は、どのアプリケーションでも必要というわけではないので、サリュテーション-Liteの実装ではサポートしていません。しかし必要になれば、サリュテーション-Liteの設計に簡単に加えることができます。

サリュテーション・アーキテクチャは、サリュテーション・コマンドを送信して応答を追跡するため、リモート・プロシージャー・コール (RPC)を指定します。サリュテーション-Liteは、PPCは使用しません。その代わり、サリュテーション・コマンドや関連した応答のタイプの先頭に各機能に特有のコードを連結します。

サリュテーション-Liteは、11あるサリュテーション APIの4つをサポートして、サリュテーション・マネージャにアクセスし制御します。

 

        slmRegisterCapability

        slmUnregisterCapability

        slmSearchCapability

        slmQueryCapability

セッション・マネジメントのAPIは、サリュテーション-Lite オープン・ソースの現行バージョンでは、プロトタイプになっています。

サリュテーション-Lite の実装をさらに小さくするために、クライアント・サリュテーション-Lite・マネージャとサーバー・サリュテーション-Lite・マネージャに分割しました。可能な場所では、サリュテーション-Liteの実装は、システム・リソースを使用して必要な機能を実行します。例えば、WindowsCE版のサリュテーション-Liteは、Windows Socket インターフェースを使用して IrDA プロトコル にアクセスします。エラーチェックは最小限に留めています。例えば、SDR および FUDR BER エンコーディングは正確に生成されていること、属性値は設計済みの限界以下であることは前提としています。 

プロトコルの独立

サリュテーション-Liteの用途の広さとプロトコルの独立性はを実証するため、参照プラットフォームは、異なるトランスポート・マネージャを採用しています。Java バージョンではRMI、WindowsCE では IrDAを、Windows 95/98/NTでは TCP/IPの Ethernet とIrDAの両方を利用しています。サリュテーション-Liteは、他のプラットフォームや通信プロトコルへ簡単に移植できます。

次表は、サリュテーション-Liteの現行の実装が機能サポートの概要です。

Platform

Windows

WindowsCE

Java

OpenSource Release

Release 1.0.0

Beta 2

Beta 2

slmSearchCapabilities API

Yes

No

No

slmQueryCapabilities API

Yes

No

No

slmOpenService API

Prototyped

No

No

slmTransmitData API

No

No

No

slmCloseService API

No

No

No

ExchangeSLMID Protocol Command

Yes

Yes

Yes

QueryCapabilities Protocol Command

Yes

Yes

Yes

OpenService Protocol Command

Prototyped

No

No

TransmitData Protocol Command

No

No

No

CloseService Protocol Command

No

No

No

Display FU

Yes

Yes

Yes

OpSys FU

Yes

Yes

Yes

Reply Flavor

Yes

Yes

Yes

Don'tCare Compare ID Value

Yes

Yes

Yes

BER Command Header

Yes

Yes

Yes


無償のオープン・ソース

サリュテーション・コンソーシアムの主たる目的であるあらゆるネットワーク、サービス、機器間におけるサービス・ディスカバリを促進するため、私たちはサリュテーション-Liteのソース・コードをオープン・ソースとして開放しました。コンソーシアムのメンバーであるなしに係わらず、すべてのデベロッパーはサリュテーション-Lite ソース・コードに自由に無償でアクセスして、自社の開発に利用していただけるようにしました。コンソーシアムは、コードの使用に対してロイヤルティやライセンス料を請求しません。

非営利団体であるサリュテーション・コンソーシアムは、サリュテーション・アーキテクチャによって収益を得たいとは考えていません。それよりも、コンソーシアムの会員や他のサリュテーションを利用する人々に、プラットフォームや通信プロトコルに依存しない強力で汎用性に富みフレキシブルなサービス・ディスカバリ・プロトコルの利点にさらに磨きを掛けた製品を創出し売上を伸ばしていただくことこそ私たちの望みです。

サリュテーション-Lite コード無償のオープン・ソース・モデルとして提供することで、様々な異なる技術部門を代表するデベロッパーや研究者たちが、サリュテーションを以前にもまして大きなストライドで、市場ニーズに合うように構築、洗練させていくことができるのです。サリュテーション・アーキテクチャを独立した対等の立場でレビューすることを許可することで、より信頼性と品質の向上を促進し、結果的にソース・コードの急激な進化とサリュテーション対応製品の展開を導き出すことになります。

オープン・ソース・モデルも多くの副次的効果をもたらします。サリュテーションは、プラットフォームやプロトコルに依存しないサリュテーションは、コードをオープン・ソースの空気にさらすことで、より広範なプラットフォームや通信プロトコルでの実装につながるでしょう。サリュテーション・コミュニティはそれを支援します。こういった一つ一つの実装は、既存の、あるいは将来のあらゆるサリュテーション対応製品の市場をより大きなものにします。より広範なサービスや環境との相互作用によってサリュテーション対応製品全般の有効性や機能性が増すことは言うまでもありません。

サリュテーション-Liteおよび同オープン・ソースの入手方法についてお知りになりたい方は、www.salutation.org/apsalute/lite/litesource-j.htm をご覧ください。

テクニカル・トーク

高品質のサービス・ディスカバリを検出する

携帯するモバイル機器から放射状に広がるパーソナル・エリア・ネットワークは、私たちがショッピングモールやホテルや空港のネットワーク・ノードに接続して移動しながらデータベースや情報源にアクセスできるようにしてくれるでしょう。プラットフォームがPalmOSĀE/span>、Windows CEĀE/span>/PocketPCĀE/span>JavaĀEspan>などの機器で、Unix、LinuxģWindowsģなどの異なるオペレーティング・プラットフォーム上に構築された機器との通信を要求されるでしょう。

サービス・ディスカバリは、こういったことすべては自動で行われる必要があります。サービス・ディスカバリは、本質的に異なる機器が互いに機能特質を伝え合うことを可能にしながら、同時にリクエスターと検知されたサービスにとっては接続の手段となります。

サービス・ディスカバリの特色

サービス・ディスカバリのプロトコルは無数にあります。しかし、成功するサービス・ディスカバリの技術には、必ず設計と機能においてある属性が必ず備わっていなければなりません。


機能の記述

機能記述は、機器やアプリケーションやサービスから提供される機能を記述するための共通手段となります。最前の結果を望むなら、機能記述は、次の2つの点で拡張可能でなければなければなりません。まず、記述は製品の製造者が自社の実装に特有の新しい属性を追加する手段でなければなりません。また、機能記述はこれまでサポートの必要性が考えられていなかった新しい機能の記述を許可するメカニズムを持っていなければなりません。

素晴らしい機能記述を開発するよりむしろ、サリュテーションはすでに業界標準となっている機能セマンティクスを採用します。たとえば、サリュテーションはプリンタMIB(管理情報ベース)からの出力の記述を採用しました。

ディスカバリ・プロトコル

もう一つのサービス・ディスカバリの共通の特色は、ディスカバリ・プロトコル自体です。ディスカバリ・プロトコルは、リクエスターとネットワークに接続された他のコンポーネントの間で送られるメッセージからなります。 この特性で最も重要な側面は、伝送プロトコルに依存しないことです。複雑なネットワークでは、複数の伝送プロトコルが同時に作動する可能性があります。このような構成下では、様々な異なる伝送プロトコルのいちばん上に乗ることのできるディスカバリ・プロトコルは、特定の伝送プロトコルでしっかりと統合されたディスカバリ・プロトコルに比べて、全体的に優れたサービスを提供するでしょう。

サリュテーションは、ディスカバリ・ソリューションがネットワーク・プロトコルから切り離されていなくてはならない、パーベイシブでダイナミック、かつ、ヘテロジニアスなネットワーキング向けに設計されています。HTTPやTCP/IPに依存するUPnPや、リモート・メソッド・インヴォケーションやJavaバーチャルマシンに依存するJiniとは違い、独特のサリュテーションの設計は、プロトコル層の上層からトランスポート・マネージャを経由してプロトコル層にバインドします。

サリュテーションは、ほとんどすべてのネットワーク・プロトコルでも容易に影響力を行使できるように設計されています。オフィス・オートメーションの多くのベンダーが、TCP/IPを利用したサリュテーション対応製品を現出荷しています。IrDAを使ったサリュテーション・ソフトウェアも実装されています。Bluetooth SIGがサービス・ディスカバリの部分に関して、伝送プロトコルをてこ入れするサリュテーションの開発者コミュニティ・プランでサリュテーションと手を結びました。

ディスカバリ手法

機能記述とディスカバリ・プロトコルは、結びついてディスカバリのためのツールになります。基礎的なディスカバリ手法は、他のネットワーク・リソースの属性と比較されるリクエスターのニーズからなります。一致すると検知します。ディスカバリ技術は、一致した属性に関して戻った結果をリクエスターにレビューさせる技術ら、サービス自体にマッチングを探させる、または、様々なネットワーク・リソースに関する機能情報を収集、登録するディレクトリのような媒介を使う技術まで、実装の方法はいくつか考えられるでしょう。

コンポーネントの設計者にどんなタイプのディスカバリ・ネットワークにも参加できるフレキシビリティを持たせて、こういったアプローチのすべてをサポートするサービス・ディスカバリの手法を提供するのが最高のソリューションです。

ルックアップ・テーブルを持つJiniは、まず第一にディレクトリーを中心とするアプローチです。UPnPもまた、Simple Service Discovery Protocol (SSDP)を使う、ある程度ディレクトリー・サービスに依存しています。サリュテーションは、ピア・ツー・ピアからディレクトリー・セントリックまでフルレインジのネットワーク構成をサポートします。

有用性

上記の技法を使って要求されたサービスを検出できたら、次のステップは検出したサービスを利用することです。以前のとおり、通信プロトコルに依存しない技法は検出されたサービスにバインドされなければなりません。最も簡単なアプローチは、リクエスターと検出されたサービスの間にバーチャルなデータ・パイプができるよう手段を講じることです。そうすれば、リクエスターはサービスとどのようにやりとりすればいいかを即座に知ることができます。この知識は、いつも決まってリクエスター側のデバイス・ドライバ経由で与えられ、サービスとのインタラクションに必要なフォームとフォーマットを作成します。

異なるオペレーティング・システム・プラットフォームが混在する動的ネットワーク環境で、リクエスターが必要なデバイス・ドライバを有していることを前提にするわけにはいきません。サービス・ディスカバリの完璧なソリューションは、探し出して、要求されるデバイス・ドライバを読み込む技法を提供することができなくてはなりません。

もう一つのアプローチは、リソース間で標準の制御言語を作ることです。共通の制御言語は、ジョブの開始と終了およびチェックに使用されるでしょう。簡単なデバイスには、簡単な制御構造が与えられて、特定のデバイス・ドライバは不要になるでしょう。例えば、ボリュームを上げ下げしたり、消音する共通の制御言語を設定できます。

サリュテーションは、リクエスターと検出されたコンポーネント間のセッションの設定およびデバイス・ドライバの検知と読み込みを可能にする技法となります。Jiniは、ルックアップ・テーブルのディレクトリ経由でJavaベースのプロキシ・オブジェクトを検知することにより、Javaベースのデバイス・ドライバの概念をサポートします。サリュテーションは、操作環境に依存しません。Javaのプロキシ・オブジェクトもその他のプラットフォーム用のデバイス・ドライバも同じく検知することができます。UPnPフォーラムがMXLベースの制御定義をリリースしたら、サリュテーションはすぐにも採用する準備があります。

サリュテーションのオペレーティング・システムや通信プロトコルに対する非依存性は、異なるプロトコル間の多様な環境で実行可能な単一のサービス・ディカバリ・プロトコルを実現します。あらゆる種類のデバイス・ドライバを検知し読み込む能力は、特定のデバイス・ドライバやオブジェクトの方式に対する依存性を打破します。

まとめ

サービス・ディスカバリは多数ありますが、ほとんどは職場や道路やショッピングモールや住まいに存在する複雑で多様なコンピューティング環境の架け橋となりうるものではありません。パーベイシブに作動するとは言い難いのです。特定の用途のためにしっかりと定義されたサービス・ディスカバリ・プロトコルもあれば、多くは、特定のネットワークないしコンピューティング環境に限定されていますし、他はそのディスカバリ・アプローチにとって必要なフレキシビリティを持っていません。結果として、これらのサービス・ディスカバリ・プロトコルを利用する製品は、孤立したテクノロジー・スペースで作動できるにすぎません。

これに対して、サリュテーションは、これら孤立したテクノロジーの島々のギャップの架け橋になります。サリュテーション・アーキテクチャは、プロセサ、オペレーティング・システム、通信プロトコルに依存しないロイヤルティ無償でオープン・ソースのサービス・ディスカバリ・ソリューションです。サリュテーションは、標準的な機能セマンティクスを利用して、簡単に新しい機能定義を導入、認識する手段を提供します。デベロッパとユーザに対しては、個々の環境にとって最善のディスカバリ・メソッドを実装するために必要なフレキシビリティを提供します。 

展望

Bluetooth SIG 、サリュテーションの SDPを取り込む

The following article is reprinted with permission of the451.com, a paid-for B2B news analysis and commentary on the technology, communications and media industries with a particular emphasis on their convergence. It arms decision makers with business intelligence to make timely and informed decisions. This article can be found in its entirety on the451.comís Web site at www.the451.com.  

以下の記事は、451.com の許可をいただいて再掲します。テクノロジー、通信、メディア産業に関する有料のB2B ニュース分析および解説で、特にこれらのコンバージェンスに注目しています。ディシジョン・メーカーたちは、情報に基づきタイムリーに決断するため、同誌で知的武装しています。この記事の全文は、451.com の Web サイト ( www.the451.com )でご覧になれます。

Daniel Terdiman - © 2000 the451.com

San Francisco, July 12, 2000,  - The Salutation Consortium announced this week that the Bluetooth special interest group has defined a new service discovery profile that incorporates the open source and OS-independent Salutation architecture. The consortium, a non-profit organization made up of major office device manufacturers like Canon, Ricoh, Konica, Matsushita, Murata and Fuji Xerox, says its SDP trumps Sunís Jini technology when it comes to enabling communication between wireless mobile devices.

Consortium president Robert Pascoe says the Salutation architecture≠, which is used by devices to recognize and to communicate compatibility with other devices≠, is one of nearly 30 SDPs available today. But of those, only Salutation and Microsoft's Universal Plug and Play have been incorporated into a Bluetooth profile and only Salutation is open source, he adds.

Salutationís open approach to SDPs is important, Pascoe explains, because of its ďagnosticĀEapproach, which is independent of operating systems and protocols, and obviates the need to rely on proprietary efforts like Plug and Play or Jini.

ďItís open, it works, itís shipping and itís free,ĀEPascoe says. Open source makes sense for Salutation, Pascoe says, because the consortium is a non-profit, and because the architecture is ďjust middleware.ĀEPascoe believes in simple implementations that preserve a standard. ďAs soon as you add bells and whistles,ĀEhe says, ďyou invalidate the standard.ĀEo:p>

Already, the Salutation architecture is shipping as part of several products: IBMís NuOffice, a networked office system based on Lotus Notes Domino which makes data transfers to and from office equipment easy; Canon's digital copiers; and document management products from Ricoh, Sony and Hitachi all support the Consortiumís SDP. In addition, Salutation has developed an SDP reference for mobile devices called Salutation-Lite. Pascoe says it is available for Windows environments and is in beta testing for Windows CE and Java. And Salutation isn't finished there. ďWe believe that open source will provide us with the porting into other environments as time goes on,ĀEhe predicts.

Salutation began working with the Bluetooth service discovery subcommittee in January 1999. Soon after, the subcommittee began the process of creating an SDP. Currently, says Pascoe, both Salutation and Universal Plug and Play are still working their SDPs through the Bluetooth SIG in order to ultimately be certified. And while Salutation does not yet have a Bluetooth implementation, Pascoe says itís an easy process. Only a lack of available resources from the Consortiumís member companies has kept it from creating one. And those resources, he says, would require just ďone person who understands Bluetooth, and a test bed.ĀE

Meanwhile, Pascoe says Salutationís SDP is more useful than Microsoftís because of its open nature. HTTP is a requirement for Plug and Play, he contends. He says Microsoft sees their SDP as a way to run devices at home ≠ across the Internet. ďTheir view is that in order to control your home you will walk up to your computer, open a Web page and do whatever you desire.ĀEPascoe says Salutation believes such functionality is important and indeed that the Consortium supports HTTP. But, he says, ďWeíre more broadly applicable than Universal Plug and Play.ĀEo:p>

Similarly, Pascoe says Salutationís SDP is much better applied to the mobile space than Jini. That's because the Java overhead requires too much space and speed to be broadly applicable on wireless devices. ďJavaís just not going to show up there.ĀESun was not available to address Jiniís portability to wireless devices, but the company does say that Jini will work with Bluetooth or any other network transport protocol.

As for Salutation, Pascoe believes the Consortiumís biggest challenges are getting its name out and getting the SDP ported to new platforms. The industry has been slow to understand service discovery, he explains, and is only beginning to realize its importance now that big-name companies like IBM and others have gotten behind it. Now those companies get to choose between an open source offering and a Microsoft-authored rival. Microsoft wonít be the only participant anxiously tracking the outcome.