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STS Consulting、サリュテーション・コンソーシアムのデザインをサポートするソフトウェア・シミュレーション・ツールを発売



1997年11月3日、カリフォルニア州サンノゼ発――STS Consulting, LLC(ユタ州ハイランド)は、サリュテーションによるデバイス間通信機能をアプリケーションに組み込むためのソフトウェア・デザイン・ツール、Salutation API Simulatorを発表しました。サリュテーション・アーキテクチャは、コンピュータ、コンシューマ・デバイス、オフィス機器をインターネットやイントラネットを介して検出し制御するためのプロトコルです。

API Simulatorはサリュテーション・アーキテクチャのAPIコールをシミュレートするWindows 95プログラムであり、これらのAPIをアプリケーションやサービスに組み込もうする開発者のための学習ツールとなります。開発者はAPI Simulatorを使って、Windows 95上でサリュテーションAPIのインターフェイスをシミュレートできます。APIの「ボタン」にポインタを持っていくと、API Simulatorは用意されている機能をデモし、該当のAPIが必要とするコール属性を表示します。このほか、どのような場合にAPIコールを使用できないかも示し、サリュテーション対応デバイスからのレスポンスもシミュレートします。

サリュテーション・コンソーシアムのマネジング・ディレクター、ロバート・F・ペコラ氏は次のように語っています。「コンソーシアムはデザインをスピードアップし、オフィス機器やアプリケーションにサリュテーション対応の機能を追加すための開発コストを下げるべくいろいろな面から努力しています。API Simulatorを利用すれば、サリュテーションAPIコールの使用法を効率的に学ぶことができます。まもなくPCベースのPort-of-Entryモジュールも用意されることになっており、既存のオフィス機器をサリュテーション・ネットワークの中で動かせるようになります。リファレンス・モデルを開発する準備も進行中です。リファレンス・モデルはあらかじめ作成されたコードであり、これを製品の中に組み込めば、その製品を簡単にサリュテーション対応にすることができます。」

価格と配布

シングル・ユーザー用のSalutation API Simulatorのライセンスは150ドルです。最大100人のユーザーが使用できるサイト・ライセンスは1500ドルになります。15日間の評価バージョンは無料で提供されています。どのバージョンもすでにダウンロードできる状態になっています。評価版とライセンスの条件に関する詳細はwww.salutation.org/simulate.htmに記載されています。

Salutation API SimulatorはWindows 95の標準のユーザー・インターフェイスを使っています。ハードウェア要件は、8MBのRAM(16MBを推奨)を搭載したIntel PCであり、ハードディスクには3MBの空き容量が必要です。

API Simulatorはサリュテーション・アーキテクチャと一緒に使います。サリュテーション・アーキテクチャはwww.salutation.org/ordspec.htmからダウンロードできます。サリュテーション・アーキテクチャの使用については、ライセンスやロイヤルティは必要ありません。

サリュテーションによって可能になること

サリュテーション・アーキテクチャは、コンピュータ、コンシューマ・デバイス、オフィス機器をインターネットやイントラネットを介して検出し制御するためのプロトコルです。サリュテーションを通じ、アプリケーションはネットワークに問い合わせて、特定のデバイス、アプリケーション、あるいはサービスを検出します。デバイスが検出されると、サリュテーションは適切なデバイス・ドライバをダウンロードし、そのデバイスを最大限に活用できるようにします。

イントラネットによってデスクトップから数多くの周辺機器を利用できるようになり、またモーバイルのネットワーク接続もサポートされるようになったこともあり、サリュテーションに対するニーズは増大しています。サリュテーションの仕様は特定のネットワーク・トランスポート、ハードウェア・プラットフォーム、オペレーティング・システムには依存せず、インターネットやその他の標準のメッセージ・フォーマットをサポートしています。 

STS Consulting

Senior Technical Staff(STS)Consulting, LLCはユタ州ハイランドを本拠とし、製品デザイン、開発、ビジネス・ケース分析などに関するコンサルティングのほか、インターネットワーキングや相互接続のトレーニングを行っています。創立者兼CEOのロバート・パスコ氏はサリュテーション・コンソーシアムの発起人の一人でもあり、コンソーシアムの技術作業やメンバー募集を担当しています(この募集活動の結果、正式に作業を開始する前の段階ですでに19の企業がコンソーシアムに加入しました)。パスコ氏のこの役割は、同氏のIBMでの経験からきています(IBMでは技術/マーケティングの分野で指導的な地位にありました)。パスコ氏は情報処理のさまざまな技術に関連して15件の米国特許を保有しています。 

サリュテーション・コンソーシアム

サリュテーション・コンソーシアムは米国、欧州、日本にメンバーを擁する非営利法人です。メンバー企業には、APTi、Axis Communications、ブラザー、キヤノン、シスコ、コダック、富士ゼロックス、富士通、ヒューレットパッカード、日立、Integrated Systems、IBM、岩崎通信機、ジャストシステム、神戸製鋼、コニカ、Lexmark、松下、Microware Systems、ミノルタ、三田、三菱、村田(Muratec)、ノベル、沖データ、リコー、リオスシステムズ、サンヨー、セイコーエプソン、シャープ、サンマイクロシステムズ、東芝、ゼロックスなどがあります。


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